いせきぴあ茨城(城里町)に行ってみました
こんにちは。茨城県は城里町の協力隊・藤原です。
8月のとある日、休日を利用して「いせきぴあ茨城」に遊びに行きました♪
(いせきぴあは土日祝は休館なので、平日休みの日です)
「遺跡」というとなかなか渋いテーマであり、若い人でも興味が分かれるものだと思います。
かくいう私もオープンから一カ月、様子見してしまいました・・・が、
身近かつ無料という気軽さからついに行ってみました。
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いせきぴあの正式名称は【県埋蔵文化財センター いせきぴあ茨城】。
城里町の、廃校になった北方小学校を改修してつくられました。
茨城県内にある約12,000か所の遺跡から出土した石器・土器などが時代、遺跡ごとに展示されています。
いせきぴあでは、担当の方が館内を案内してくれます。
私たちが行った際は、川津さんという、以前県内で発掘調査に加わった経験のある方が案内してくださいました。
まず行って最初に驚いたのは、オリジナルメモ帳がもらえること!
ではなく、元校舎の裏に古墳があったことです。
古墳の石室について説明してくださる川津さん。
草ボーボーで放置されていた古墳を、町も後押しをして形が見える状態になったとのこと。
石室は、以前から他の用途で使われた形跡があり、当時、中に
何が入っていたかは不明とのこと。
続いて校舎を進んでいくと展示してあったのは、町内から出土した石器・土器!
近所にも昔から人が住んでいたんだな~と感じるロマン。
城里町内出土品の展示「ふるさと展示」について説明してくださる川津さん
つづいてガイダンスルーム。
こちらでは調査や報告書を作る過程のビデオを流していたり、勾玉づくりや火打ち石体験ができます。
※勾玉づくりは事前に予約しておくと確実です
火打石を体験している下条隊員
長くなってきましたが、やっとメインの展示室へ!
遺跡の発掘の流れは、
【発掘】→【調査】→【本をつくる(調査結果の報告)】という流れがあり
ここでは発掘され、調査の終わった土器・石器が展示してあります。
縄文時代の展示が多いなあ・・・と思ったら、縄文時代って1万年以上の期間を指すんですね。
それは展示も多いはずだ。
展示室はこんな感じ
つくば市の遺跡から発掘されたミミズク土偶。
ちょっとかわいい
茨城町から出土したはにわ。男前です。
この展示室に関しても、時代ごとの変化を見ながら説明してもらえるので
非常に楽しいです!
その後は2階の作業スペースへ。こちらは希望すれば一部を見られます。
が、調査中の出土品が多く、写真の公開などはできないそうです。
今回聞いたお話で「へぇ~」と思ったのは、
道路や建物を建てるときは絶対に遺跡の有無を調べてから作らなくてはならないということ。
国道123号桂常北バイパス建設の際も調査をし、奈良・平安時代の住居跡が
出たようです。(藤前遺跡)
その時の出土品も展示してあるので、先人に思いをはせつつ
見てみてください。
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以上、「いせきぴあ茨城」についてでした!
土日休みの方も機会を作ってぜひ!!行ってみてください。
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開館時間 9:00~17:00
開館日 月曜日~金曜日(休館日 土・日曜日、祝日)
所在地 〒311-4325 東茨城郡城里町北方1481
電話番号 029-289-3300