元・茨城県城里町(しろさとまち)地域おこし協力隊藤原のブログ

2016年4月より、東京から城里町(茨城県)に移り、地域おこし協力隊をしていた藤原のブログです。 2017年に森林インストラクター、2018年に登山ガイドⅠ取得しました!地域ネタ満載です。

雪山の経験

突然ですが、昨冬から雪山登山を始めました。
雪山登山というと、危険で、寒くてつらい。あと装備を揃えるのにお金がいる。
というイメージでキッカケもなく、やっている友人もいなかったんですが
1度知り合いに誘われてからはちょこちょこ行っています。

 

(その1回目のようすは過去の記事で紹介しています↓)

-18度 - 茨城県城里町(しろさとまち)地域おこし協力隊藤原のブログ

今冬も、何度か行ってみて、気づいたこと、ためになったことが多々ありました!
せっかくなのでまとめてみようと思います。

名付けて
『へたれが雪山登山をするための必須項目』

 

 

①雪山で天気は最重要!


晴天×風が弱いこと
下界(山登りする人が山以外のことをこう呼びます)でもそうですが
冬の曇りは寒いですよね。
山の上でももちろんそうで、例えば山の上の気温が-15度だとして
晴天×無風であれば太陽のぬくもりのおかげで、汗ばむときもあります。
曇天×風速10mの風(あるある)があれば、計算上の体感気温は-25度です。


私の場合、晴天×無風のときと同じ服装で歩いたら寒すぎて気分が悪くなります。低体温症のリスクが上がります。

(低体温症のリスクは、風×濡れているという状況でどどーんと上がります。体を濡らさないのが大事)

 

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↑曇天時の黒斑山。冴えない上に見るからに寒そう

 

②装備は重要!


昨冬1回目の冬山登山は、まだ何回やるかわからないってことで、
冬用登山靴以外は買い足しませんでした。
(冬用登山靴は、保温剤が入っているので足が冷たいと感じません)

今冬は、数回予定があったので、冬山の専門用具を買い足したところ
とても快適&モチベーションが上がりました。

要は、自分にマッチした装備が夏よりもさらに重要で、

夏はそれっぽい服でもなんとかなりますが、雪山はしっかりとした登山用品店のグッズじゃないといけません。

 

drive.google.com

↑余談ですが、冬用水筒すごーくおすすめ。
6時間で80度という保温性があり、ガスで湯を沸かさなくても、カップ麺が食べれたり、コーヒーを淹れられます。便利~!モンベルのが安いです。

 

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↑北横岳からの景色


③携帯電話(スマホ)は頼るべからず


以前、冬の蔵王(山形・宮城にまたがる山)に行ったことがあります。
あのとき、山頂付近は―10度でしたが、私の持っていたiphone 5sはロープウェイを降りたとたん、電源が落ちました。山を降りたらすぐ復活したので気温のせいかと。
(家族のアンドロイドは終始元気でしたが)

iphone7に変えてからは、雪山でも電源が落ちず、強くなったな!と感じましたが
やはり電子機器は完全には信頼できません。
スマホに地図をダウンロードしてあっても、予備として紙の地図とコンパスは持ち歩きたいです。
冬は特に。


④初心者向け×登山者の多い山を選ぶ


わたしも数回しか行ってないので偉そうなことは言えませんが
少なくとも初心者向けとしてインターネット上でおすすめされている山がいいなあと思います。
たとえば、八ヶ岳の北横岳。ロープウェイで2237mまで行けて、2480mが山頂です。
・標高差が少ないので体力的に楽
八ヶ岳は冬の天候がわりと安定している
・登山人口が多い
のが初心者におすすめされる理由だと思います。
(登山人口が少ないと、雪で道がわからなくなるのと、踏み固められてなくて埋もれます、スノーシューやワカンといった追加装備が必要です)

夏に何度か行ったことのある山だと道の感じとかわかっていいですね。

 

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↑夏に何度か行ったことのある那須岳


⑤おまけ 車は四駆だな~


冬の雪山登山は、朝早い×駐車場の標高も高いということで
スキーヤーさんはわかると思いますが基本的に路面凍結が前提(笑)
みたいなところに行くので、四駆は必須だなと思いました。

いまは実家の車を借りていますが、四駆の車を買えるように頑張りたいです(*'▽')笑

 

⑥雪山の感想


冬山の装備は、多くを新宿南口のモンベルで揃えました。
レジの店員さんに、「冬山行かれるんですか?ハマりますよ~~~」と言われました。
が、わたしがハマったかどうか・・・?はわかりません。
朝早く、暗くて寒い時間に家を出ることに慣れないのも大きいです笑

でも、やはり山の上は最高に気持ちがいいことは実感しました。
そこでしか見られない景色があるのも確かです。

やってみてよかったなあと思う気持ちは大きいです。
厳しい自然に学ぶことは多いんだろうなあとちょっと思います。
(ガチな厳しさはガチな条件でしか発令されないだろうしそこには行かないでしょう・・・)

 

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↑北横岳からの景色

 

おわりに

雪山登山に関して、わたしはプロではありません。
この記事に書いたことも、自分の経験から感じたことを
まとめただけですので、実際に行こう!という方は、もれがなくまとまった
書籍や雑誌などの専門書を参考にして、

稜線に出るなどの場合は積雪期登山技術講習会できちんと指導してもらってからデビューして​くださいね~!