城里町(茨城県)の八瓶山はこむらのびのびの山
城里町の七会地区には山がいっぱい。
そのうちのひとつ、「八瓶山」。
標高は344mあります。
登ったあとに知ったんですが、これがかなり歴史のある山のようで、
検索すると日本昔話や山の名前が付いた曲などが出てきました。
(詳細は記事の下部へ)
では早速出発!
グーグルマップによると、
城里町徳蔵1183あたりの田んぼのあぜ道に突然、
登山者向けの看板が出てくるもよう。
さっそく、車を走らせてその住所へ向かうと・・・
通行止めだ!
が、しかし徒歩での通行は可能とのことで、その場に車を止めてそこから歩くことに。
(ちなみに道路の拡張工事で、2017年2月末までとのこと)
車を停めて150メートルほど歩くと、看板がありました。
工事の作業をされていた方が登ったことがあるらしく、話を聞くと
「途中が急だよ」
とのこと。
この言葉を後でしぬほど実感することに・・・( ^ω^)
まずは看板の横を通り抜けて田んぼのあぜ道を歩きます。
正面にもう一本看板。
後ろのコブっぽいのが八瓶山です。
「途中電柵あるけど、昼間は通ってねえから!」
と言われた噂の電柵。ここを超えます。
電気通ってないと聞いてもドキドキします。
電柵を超えると、頂上を目指す看板があり、ルートは非常にわかりやすくなっています。
コースの入り口は、藪というほどじゃないけど笹が少し伸びています。
踏み後がしっかりしていて、迷うことはなさそう。
ここから、動物に会わないように、ラジオを流し始めます。
歩いていくと、落葉樹に囲まれた道になります。
右を見るとねじねじの木・・・・
と余裕をこいて歩いていると、突然勾配が急になってきました。
写真じゃ伝わらないんですが、
道路向けのスニーカーで来たもんだから落ち葉ですべるすべる!
傾斜のキツさでで引き返そうかと思ったのは、始めてでした・・
木に申し訳ないと思いつつ、捕まらずには歩けなかったので
両手で交互に木をつかんでなんとか傾斜がゆるやかになるところまで
登ってきました。
ここで、タイトルのこむらのびのびを実感。
登り始めて20分ほどで杉の木林になりました。
ここまでくれば、落ち葉もないので滑り落ちる心配もなし。
そこから更に5分歩くと祠があり、頂上です。
じゃーん。
のぼりが急だっただけに、頂上の風が気持ちいい~。
そして
お気づきのように八つの瓶が円形に埋められています。
その一つを
開けました
水。
なんかキレイじゃない水(雨水でしょう)が入っていました。
私が開けたのは一つだけなので
興味のある方は、他の瓶もご自身で開けて見てください。
頂上付近は木に囲まれているのですが、隙間から下の様子が少し見えます。
こういう景色を見るには、新芽が出る前に行った方がいいかもしれません。
さて、時間がないので早々に下山開始。
足を埋めてるわけじゃなくて勾配が急すぎて埋まってる図。
やっぱり写真じゃ伝わらないけど帰りも滑りまくってこわい。
下りも木を伝って、そろそろと降りてきました。
コースタイム(所要時間)
11:15 道路沿いの看板を出発
11:40 頂上着
11:45 下山開始
12:15 道路沿いの看板着
コースタイムを見ても、下りに時間がかかってることがわかります。。
登山口付近には、イノシシの掘ったような穴がたくさんありました。
無事に、滑り落ちることもなく下山することができました。
靴の中が、冷や汗と落ち葉に絡んでた砂でザラザラ・・・
今回は、靴選びを完全に間違えて大変な思いをしてしまいました。
八瓶山にお越しの際は、フラット底な靴ではなく、ぜひハイキング向きの
凹凸のある靴で登ってくださいね。
たとえば同じニューバランスでも
底が平らな300番台ではなく
底に凹凸のある500番台など。
でもやっぱり一番のおすすめはハイキング専用のシューズです。
ハイキング用の靴はふつうの靴より底が厚めなので、河原の石の上を
歩くときとかも歩きやすくてなにかと便利です。
ネットでもたーくさん売っていますが、足に合うものを買うのがいちばんなので
最初はお店で試し履きするのがいいと思います。
所要時間じたいは短くて楽しみ(スリル?)も多い「八瓶山」、
おすすめの山でした。
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おまけ
まんが日本昔話に登場する八瓶山
・【まんが日本昔ばなし】 マンジロク - YouTube(動画)←削除された模様です。すみません。
八瓶山をもとにした楽曲の楽譜販売ページ